【2025年版】福岡県の土地価格と不動産取得税

こんにちは!福岡県で不動産の売買を行っている香彩商事株式会社です。

今回は、福岡県の土地の価格がどのように変わっているのか、

そして不動産を買うときにかかる「不動産取得税」について書いてみようと思います。

福岡県の土地価格はどうなっているの?

国が発表する「公示地価(こうじちか)」によると、福岡県の2025年の平均的な土地の価格は1㎡あたり「約24万円」、1坪あたりでは「約82万円」です。去年よりも約5%高くなっています。

とくに福岡市では、住宅地も商業地も人気があり、土地の価格が年々上がっています。たとえば、福岡市東区では、去年と比べて20%近く上がった場所もあります!

土地の価格にはいろいろな種類がある?

土地の価格には、次の4つの種類があります。これを「一物四価(いちぶつしか)」といいます。

種類使いみち発表する機関
公示地価不動産の売買の参考
基準地価公示地価の補助
相続税路線価相続税・贈与税の計算に使う税務署(国税庁)
固定資産税評価額固定資産税や不動産取得税の計算に使う市区町村

この中でも、不動産取得税の計算には「固定資産税評価額」が使われることが多いです。

不動産取得税ってなに?

不動産取得税(ふどうさんしゅとくぜい)は、土地や建物を買ったときに1回だけかかる税金です。

例えば土地を買ったとき、新築や中古の家を買ったとき、建物を建てたときなどにかかります。

不動産取得税の基本の計算方法はこの通りです。

固定資産税評価額 × 税率(4%)

たとえば、評価額が2,000万円の土地なら、2,000万円 × 4% = 80万円ということになります。

不動産取得税の軽減措置とは?

不動産取得税は原則「固定資産税評価額 × 4%」で計算されますが、一定の条件を満たすと税率が引き下げられるなどの「軽減措置(特例)」が適用され、税額が安くなります。

軽減措置の内容(2025年6月現在)

土地に対する軽減措置(住宅用の場合)

条件:住宅と一緒に取得した土地、または取得後住宅を建てる土地

税率:本来4% → 軽減で3%

建てる家の大きさや用途によって、条件を満たせば税金がさらに減ります。

特例)課税標準を次の金額で計算します

固定資産税評価額 × 1/2(※上限あり)

住宅に対する軽減措置

新築住宅の場合

課税標準から1,200万円が控除(評価額が1,200万円以下なら、税金ゼロ)

中古住宅の場合

建築年数により控除額が変わります。

築20年以内(耐火建築物は25年以内)などの条件あり。

現時点では2025年12月31日までの取得が対象です。

→ それ以降は終了または変更の可能性があるため、購入を検討している方はお早めに!

【カンタンな計算例】福岡市で土地と新築住宅を買った場合

例)あなたが次のような不動産を購入したとします:

  • 土地の広さ:100㎡
  • 土地の固定資産税評価額:1㎡あたり20万円(→ 合計 2,000万円)
  • 建物(新築住宅)の評価額:1,800万円
  • 2025年内に購入

ステップ1:土地の不動産取得税を計算

  • 本来の税額:2,000万円 × 4% = 80万円
  • 軽減措置適用後の税額:2,000万円 × 3%60万円

→ 土地の税額は60万円に軽減されます!

ステップ2:建物(新築住宅)の不動産取得税を計算

  • 本来の税額:1,800万円 × 4% = 72万円
  • 軽減措置:1,200万円の控除がある
  • 計算対象額:1,800万円 − 1,200万円 = 600万円
  • 軽減後の税額:600万円 × 3%18万円

→ 建物の税額は18万円に軽減されます!

合計の不動産取得税は?

土地:60万円 + 建物:18万円 = 合計78万円

軽減措置がない場合はどうなる?

  • 土地:2,000万円 × 4% = 80万円
  • 建物:1,800万円 × 4% = 72万円
  • 合計:152万円

➡ 軽減措置で74万円も節約できます!

まとめ

  • 福岡県の土地価格は上がり続けていて、特に福岡市内が人気です。
  • 土地の価格には種類があり、不動産取得税の計算には「固定資産税評価額」が使われます。
  • 不動産取得税は一度きりの税金ですが、制度を知っていれば大きく節税ができます!

不動産を買うときは、税金のこともふくめて事前にしっかり確認しておくと安心です。

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